ユメノナイ番組は誰も作ってくれない（現実）

先日テレビで『夫婦二人、年金月20万で優雅な暮らし』というのをやっていた。
年金の内訳は、夫が約13万、妻が約7万だそうだ。
高齢者向けのマンションを自宅の一軒家を売却したお金3000万で購入し、月々の支払いは20万。
管理費、水道光熱費、食費（一日二回）、あとは習い事費(?)、雑費それで20万。

もう、最初から
『こんなの、お金を持っている人達しか入れないわ～』
と、白けた気持ちで見ていた。

画面には、蕎麦打ちや社交ダンスを楽しむ人達や、施設内に四ヶ所あるというレストランの料理に舌鼓を打つご夫婦などが映し出され、『充実した老後』をこれでもかとアピールしてくる。

結婚して資金に余裕がある人なら、
『こんなのがあるんだ～。私も老後はこんな風に過ごしたいな』
と思うのだろうけど、
『ごく一部の金銭的に恵まれた人達の話だな～』
としか思わなかった。

わぁ、ひねくれすぎ(笑)

月20万で、豪華な老後。
一瞬『もっと高いかと思った』と思いかけたが、

・夫婦だから入れる。独身者の年金じゃ無理。（稼げない人はもっと無理）

・様々な習い事やサークルがあり、やってもやらなくても毎月お金がかかる。

・1LDKなのに、3000万は高い。（所在地は千葉。多分駅から遠い）

・他にも電話代、医療費、交通費などがかかるので、実質20万では足りない。

・コミュニケーション力がないと楽しめないし、あれだけ人がいれば絶対派閥とかあるはず。

・健康でコミュニケーション力がある人は楽しめるが、病気になってしまったら、毎月かかる遊興費、食費は無駄になる。

・蕎麦打ち、社交ダンス等興味がない。

ざっと考えてみた。
まあ周りに人がいるから、あの年代の人は安心なのかもしれないけどね。

『年金月8万（+自己資金2万）、高齢単身者用アパートでまあまあ幸せな暮らし』

こんな夢もない番組、誰も作らないだろうなぁ(笑)
でも、これが30年後くらいの現実のような気がする。
年金は適当に8万にしたけれど、おそらくもっと減るよね。
ただただ、病気をしないように願うばかりです…。
老後に『まあまあな暮らし』をするために節約を頑張ります。